【伝え方が9割】強い言葉は忘れない【6冊目】
書籍紹介
「キャッチフレーズ」と言われてパッと思い浮かぶ言葉は何でしょう?
大人も子供も、おねーさんも。
マザー2
そうだ 京都、行こう。
JR東海
これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ
オバマ大統領就任演説
あれから思うように 息ができない
Lemon 作詞:米津玄師
まいにち まいにち ぼくらは てっぱんの
およげ¡たいやきくん 作詞:島田 ひろお
これらには関連性が無いように感じるかもしれませんが、実は「伝え方」が工夫されているという共通点があります。例えば、上記を改悪してみましょう。
- みんなでやろう
- 京都行こう
- あなたの勝利だ
- 息ができない
- まいにち ぼくらは てっぱんの
あれ?急に印象が薄くなってしまいましたね。
これが伝え方を工夫するということです。
さて、今回はそんな技術「伝え方が9割」を紹介します。
読書難易度
伝え方が9割
人を動かす伝え方
強いコトバとは
強いコトバの作り方
伝え方が9割について
伝え方が9割 の構成と読書ポイント
構成 ※書籍内のタイトルではありません
- 1章・・・『国語』とは違う、『伝え方』の技術
- 2章・・・伝え方で相手を動かす
- 3章・・・『強いコトバ』と『強いコトバを作る技術』
読む際のポイント
本書を読む際は人に何かをお願いしたり、自分で何か言葉や文章を発信する際に一度立ち止まってその言葉や文章が人を動かすことが出来るのかを検証することができるようになることを目標として見るといいかと思います。
また、著者の佐々木圭一さんは言葉のプロなだけあってとても読みやすい文章かつ分かりやすい文章を書いてくれているので、とても読みやすいです。図解に関してはあまりないのですが、言葉の強さを表す図はとてもシンプルですが、とてもニュアンスが伝わりやすいものでした。
構成に関しては3章構成で、とても端的に書かれています。学習意欲が高い方には物足りない内容かもしれません。
普段自分がしているお願いや発信、それらは人を動かすだけのパワーを秘めた言葉でしょうか?私はまだまだ練習中ですが、一例をあげてみます。
皆さん、この『伝え方が9割』を読みませんか?
皆さん! 『伝え方が9割』を読みましょう!
読まなくてもいいと言いたい、でも言えないほどにおすすめの『伝え方が9割』
うーーーん・・・難しいです(笑)
でもとにかくこんな感じで練習を繰り返していくときっと言葉の作り方が上手になっていくんじゃないかなって思っています。
伝え方が9割 をどうやって活用しようか
活用に関してはとても色々な方法がありますが共通するのは「日常生活の中で練習できるように習慣化する」ということです。
そんなわけで、習慣化するために練習できそうな場面を書き出してみます。どの場面においても相手から肯定=「そうだね」「いいね」を引き出すのが目標です。
- 朝起きて、「会社(学校)、行きたくない」を伝える
- 今日の晩御飯をリクエストする
- 仕事で相手に行動を促す(押印・コピー・確認・現認・アポ取り・食事に誘うetc)
- 学校で相手に行動を促す(遊び・一緒に勉強・食事に誘うetc)
- 家に帰ってSNSで今日の出来事を投稿する
- 夜観たいテレビや映画・ゲームを相手を不快にさせずに占領する
ざっと考えただけでも沢山出てきますね、これ以外にも何かを伝える機会ってたくさんあると思います。
是非簡単な事でも積極的に技術を活用して練習してみましょう。
まとめ
今回ご紹介した「伝え方が9割」ですが、実は大きな特徴は『内容の少なさ』だったりします。
普段あまり本を読まない方などが試しに読んでみる本としてはとてもいいんじゃないかと思います。
日本人はあまり本を読まない人種だそうですが、そんな方は是非これをきっかけに読書をしてみてはいかがでしょうか?
因みに本を読むのに慣れている方だと多分2時間かからないで読み終わると思いますので、読書好きのあなたにもおすすめですよ(笑)
内容については『文字で伝える』ということのプロは才能だけじゃなく、学問とも言えるような理論や法則、技術を駆使しているんだということを認識させてくれる良書です。ただし、これについて突き詰める為にはかなりの時間とお金・手間がかかると思いました。何せコピーライターさんや広告代理店などはそれらを企業秘密として他者・他社との差別化を図っているわけですからそう簡単に勉強できる内容ではないということです。
折角なので勉強したいのですが、私はあまり深く考えすぎずもっと広範囲の勉強をしていこうと思います。
と、いうわけで今回は佐々木圭一著 伝え方が9割 をご紹介しました。
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