Cコードとはその本が『誰』に『どんな形態』で『どんな内容』が書いてあるのかを示しています。市販されているほとんどの書籍の裏に記載されており、
『C〇〇〇〇』(数字4桁)となっています。
一覧表は日本図書コード管理センターより確認できます。https://isbn.jpo.or.jp/
詳細な分類については割愛しますが、ここでは一般的に趣味:読書といった時に関係が深いCコードについて解説していきます。
Cコード1桁目
販売対象:10分類
- 0➡一般:1~9以外の物
- 1➡教養:知識を得たい人。知識階層向け
- 2➡実用:実務に役立つ。実務家向け
- 3➡専門:学術・専門的。専門家学究者層向け
- 4➡検定教科書etc:検定教科書。資格取得志望者向け
- 5➡婦人:婦人向け
- 6➡学参Ⅰ:小中学生対象の学習参考書
- 7➡学参Ⅱ:高校生対象の学習参考書
- 8➡児童:中学生以下の児童・生徒向け、6に該当しないもの。
- 9➡雑誌扱い:雑誌扱いで、日本図書コードを表示するもの
販売対象は多くの本が『0:一般』になる
以上の10分類となります。ただ、1の『知識階層』や3の『専門家学究者層』という言葉は一般的ではなく、正確に対象によって分類されるわけではないうえに、明確な基準もないため、0の一般という分類が非常に多く使われます。
本を販売する側としては下手に1『教養』とするよりは、0『一般』とするほうがより多くの人に読んでもらえる為、Cコードの1桁目は『0』が非常に多くなります。
Cコード2桁目
発行形態:10分類
- 0➡単行本:1~9以外の物
- 1➡文庫:A6判を中心とした書籍
- 2➡新書:B40取判を中心とした軽装版
- 3➡全集・双書:1・2・5・6・7に該当しない全集・双書
- 4➡日記・手帳・ムック・カレンダーetc:ムック・1~3、5~9に該当しないもの
- 5➡辞典・事典:辞典・事典類
- 6➡図鑑:図鑑類
- 7➡絵本:絵本類
- 8➡磁性媒体etc:カセットブック・CD-ROM・ビデオetc
- 9➡コミックス:マンガetc
一般的に読書と呼ばれるのは0~2
小説やビジネス書、自己啓発書などの多くは0:単行本、1:文庫、2:新書に該当します。
つまり多くの本のCコードは『C00〇〇』『C01〇〇』『C02〇〇』がおおくなります。あくまで大まかな目安なのでこれだけで目的の本を探すのは難しいと思います。ですが、自分の興味のあるジャンルの中で大まかなあたりを付けて本を探すのには適していると思います。
Cコード3・4桁目
4桁目:大分類 3桁目:中分類 65分類
種類が多いので一部抜粋します。
- 00➡総記
- 01➡百科事典
- 02➡年鑑・雑誌
- 04➡情報科学
- 10➡哲学
- 11➡心理(学)
- 12➡倫理(学)
- 14➡宗教
- 15➡仏教
- 16➡キリスト教
- 20➡歴史総記
- 21➡日本歴史
- 22➡外国歴史
- 23➡伝記
- 25➡地理
- 26➡旅行
- 30➡社会科学総記
- 31➡政治含む国防・軍事
- 32➡法律
- 33➡経済・財政・統計
- 34➡経営
- 36➡社会
- 37➡教育
- 39➡民族・民俗
- 40➡自然科学総記
- 41➡数学
- 42➡物理学
- 43➡科学
- 44➡天文地学
- 45➡生物学
- 47➡医学・薬学
以下
どこに分類されるかはわからない
これに関しては本を売る側がどういった方向性で売りたいかによって変わります。
分かりやすい所で説明しますと、自己啓発という分類はありません。
どんな角度で自己啓発を促すのかによって、00だったり、04だったり、37の場合もあるかもしれません。
まとめ
Cコードに関しては番号を記憶する必要はありませんし、記憶しても本のタイトルや目次・帯や前書き・あとがきを確認するほうが簡単に内容を理解することができます。
ではどんな時に役に立つかというと、それは『あるジャンルで興味のある本を探す』場合です。また、そんなときには版元ドットコムというサイトでCコードを検索してみてください。
版元ドットコム https://www.hanmoto.com/
あなたの興味のある本が見つかるといいですね。
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